令和7年12月26日金曜日、ブログ担当の平盛です。
🕵️♂️ 静かなる侵入者、「シベリアイタチ」現る。
広島市の静かな田畑や、平和な住宅街。 そこに、音もなく忍び寄り、家屋や農作物に被害をもたらす「凄腕のハンター」がいます。
まずはこちらをご覧ください。今回、広島市内の某所で撮影された彼らの姿です。

▲ つぶらな瞳で一見可愛らしく見えますが… この愛くるしい表情の裏には、野生を生き抜く高い知能と、ハンターとしての本能が隠されています。「可愛い!」と油断してはいけません。
彼らは、屋根裏に侵入して騒音や糞尿の被害を出したり、大切に育てた野菜や果物を食い荒らしたりする、なかなかの「困ったちゃん」なのです。
🚨 彼らは「超・高感度センサー」を搭載している
「罠を置けば簡単に捕まるだろう」 そう思われるかもしれませんが、相手は野生のプロ。そう簡単にはいきません。
なぜなら、彼らは以下のような特殊能力を持っているからです。
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鼻が利きすぎる: 罠についた、わずかな「人間のニオイ」を敏感に察知します。
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目が良すぎる: 周囲のわずかな変化(「昨日まであんな箱なかったよね?」)を見逃しません。
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超・慎重派: 少しでも怪しいと感じた場所には、絶対に近づきません。
まさに、難攻不落の要塞のような警戒心を持っています。
🧠 プロの極意:罠を仕掛けるな、「イタチ」になれ。
そんな警戒心の塊を相手に、どうやって罠にかけるのか?
私が駆除の現場で何よりも大切にしているのは、最新の道具ではありません。 **「獣の気持ちになること」**です。
現場に残された痕跡(動線)を見ながら、私は地面に這いつくばる勢いで、イタチの視線になりきってシミュレーションを行います。
「もし、自分がこのイタチだったら、どこの隙間を通るのが一番ワクワクするだろう?」 「この角に罠があったら、不自然で怖くて逃げちゃうかな?」
ただ機械的に罠を設置するのではありません。 **「ここなら安心だよ、いつも通り通ってみて」**という、ある種の熱意(おもてなしの心!?)を込めて、彼らの生活空間にそっと罠を「馴染ませて」いくのです。
これは、長年の経験と野生動物へのリスペクトがあるからこそできる、プロの技術です。
🏆 ついに、その時が来た。(広島市での捕獲事例)
今回ご依頼いただいた現場でも、徹底的な行動パターンの調査と「イタチへの共感」を行いました。 その結果、ついに捕獲に成功しました!

▲ ついに御用!忍者のようなイタチも、私の熱意には敵いませんでした。 捕まった瞬間、彼は「えっ、あんなに気をつけてたのに!?」という顔をしていたかもしれません(笑)。
この瞬間、ご依頼主様の田畑や、大切な家屋の平和が守られました。
捕獲後は、不必要に興奮させないよう、プロとして適切かつ丁寧に対応いたします。
💡 野生動物被害とは
有害鳥獣の駆除は、ただ捕まえればいいというものではありません。
相手の習性を知り尽くし、周囲の環境にも配慮できる、経験豊富なプロの仕事が必要です。
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「天井裏で何かが走り回っている音がする…」
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「庭の作物が、何者かに荒らされている…」
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「もしかして、イタチかも?」
ご依頼の内容は、とにかく足音がするといったご相談が多数!
これからも自分の気持ちをしっかり持ち、業務に向き合っていきます。
今年最後のブログとなりました。大変お世話になりました。
来年もよろしくお願い申し上げます。



























