日東防疫 広島|イタチ、コウモリ、ムカデ、ハト、ネズミ対策や害虫駆除

広島県大竹市立戸 キクガシラコウモリ

おはようございます。

令和5年6月9日金曜日、広島営業所の平盛です。

 

コウモリ被害によるご相談が入るようになりました。

先日の調査では、明治に建てられた古い民家の土間に黒いフンがいつも同じ場所に落ちている状況。

結果、山に住んでいるキクガシラコウモリという種のコウモリが飛来して被害を出しています。

 

キクガシラコウモリは逆さにぶら下がるタイプのコウモリで、屋根の裏側にとまりに来ている様子。

対策としては侵入できないように隙間を無くします!

建物の構造で対策箇所が大小さまざまですが、網を張ったり板を張ったりと確実に防ぎます。


※SARSの感染源と発表されたキクガシラコウモリ


2002年~2003年に中国などで大流行し、世界中を震撼とさせた重症急性気管支症候群(SARS)はハクビシンが感染源とされていました。

ところがSARSの病原であるSARSコロナウィルスは特定のハクビシン以外からは検出されませんでした。

これはつまり、ハクビシンは自然宿主ではないということを意味し、未知の自然宿主から感染したと考えられます。

その後オオコウモリを含む6種のコウモリで調査を行った結果、キクガシラコウモリが自然宿主であるという論文が発表されました。


コウモリ由来の恐ろしい感染症はSARSだけにとどまらず、エボラウィルスや二パウィルスなど多岐に渡ります。これらの感染症の多くは直接ヒトに感染することもありますが、別の宿主を経由してヒトに大量感染します。


近年、こういったコウモリ由来の感染症が特に多く見られます。

これは森林伐採や乱開発によりコウモリの居住区が荒らされたため、ヒトと関わりの深い動物(犬、猫、牛、馬など)とコウモリの接触が増加したためだとも言われています。

安心して過ごせるようにお力になっていきたいと思います。

 

 

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