日東防疫 広島|イタチ、コウモリ、ムカデ、ハト、ネズミ対策や害虫駆除

ハトの持つ病気

おはようございます。広島営業所の小川です。

今回はハトの持つ病気について・・・。

私たちと近い距離で生活している生き物は、その生き物がもともともっている病気や病原菌を人間へ感染させてしまうリスクがあります。

ハトは住処や食べ物を人間社会で得ているパターンの多い生き物です。

そんなハトの持つ病原菌、感染するリスクのある病気を2つ紹介します。

:クリプトコックス症
空気中や土壌などに分布するカビの感染症です。広く分布し珍しいカビではありません。しかし、ハトの糞にはクリプトコックス菌のエサとなる成分が多く含まれている為、ハトの糞を媒介とする感染の危険性があります。この菌は経口感染で侵入します。ハトの糞が乾燥して風で舞い上がったり小さな子供が手で触る等して感染します。この菌を吸い込むことで喘息などの症状がでます。免疫力が低下していると重症化することもあるので注意が必要です。また、この菌は乾燥に強く、2年以上生存するといわれているので古い糞でも危険です。

:トキソプラズマ症
トキソプラズマという生物に寄生されることで引き起こされる症状です。世界的にみると人口の約3分の1が感染されているとされており広く蔓延しています。肉の生食や菌の経口感染がもとになるとされています。古くなった糞が風で舞い上がることで空気中のトキソプラズマを体内に侵入させてしまいます。建康な人であれば症状もなく免疫力で抑え込むことが多いです。妊娠初期の妊婦であれば、胎児に様々な危険が及ぶことがあり細心の注意が必要です。また、体内にトキソプラズマが侵入すると生涯保有するといわれており、身体に症状はなくとも寄生されているケースは多いといいます。

 

ハトの病気は主に糞から間接的に感染するケースが多く、糞の放置は危険です。

 

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