令和8年10月23日金曜日、ブログ担当の平盛です。
季節の変化とともに最近のご依頼内容(対象動物)も変化してきています。
「天井裏で足音がする」「夜中に何かが走り回っている」「家の中が獣臭い」
こうしたイタチ・テンによる住宅被害は、建物の中だけを調べても原因が分からないことがあります。
今回の現場は、広島市安佐北区。
住宅の侵入口付近に監視カメラを設置したところ、テンが樹木へ飛び移り、そのまま移動する様子が映っていました。
動画で確認できたのは、テンが建物の周辺を移動する姿です。屋根に近い場所に樹木があると、枝から屋根へ移動するなど、建物に近づく経路になり得ます。
庭木は景観や日陰のために大切なものですが、枝が屋根に届いていたり、近くに台や物置があったりすると、野生動物が住宅へ近づく足掛かりになることがあります。
カメラが捉えたテンの移動
キャプション: 広島市安佐北区の住宅で撮影されたテンの移動。樹木から屋根付近へ移動する様子が確認でき、住宅周辺の環境が侵入経路になっていないか調べることの重
要性が分かる実例です。


庭木・物置・台がテンの侵入経路になることも
テンは樹上を移動するのが得意な動物です。今回の動画でも、樹木を利用して移動する様子が確認できました。
住宅の周囲に、屋根へ届くような枝や高い塀、物置、台などがあると、屋根や軒先へ近づく経路になる可能性があります。
侵入を防ぐためには、次のような予防が重要です。
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屋根にかかる庭木の枝は、屋根から離れるように剪定する。
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屋根へ飛び移る足掛かりになる台や物を、建物の近くに置かない。
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屋根・軒先・外壁・通気口など、侵入できる隙間がないか確認する。
庭木を剪定するだけですべての侵入を防げるわけではありません。樹木以外にも、建物の構造や隙間が侵入経路になることがあるため、建物全体を確認する必要があります。
天井裏に侵入すると、足音・糞尿・悪臭の被害につながる
テンが住宅内に入り込むと、天井裏を移動する足音や、糞尿による悪臭などの問題が起こることがあります。
特に夜中に「ドタドタ」「カサカサ」と音が続けば、眠れない、落ち着かないといった生活上の負担にもつながります。
糞尿が長期間残れば、建材の汚染や悪臭、害虫発生の原因になる場合もあります。
音がする場所だけでなく、どこから侵入し、どこを通っているのかを調べることが重要です。
春の出産・子育てが始まる前に確認を
テンは一般に7~8月に交尾し、翌年4~5月ごろに出産するとされています。出産場所には樹洞や屋根裏などが利用されることがあります。
そのため、秋から冬の時期は、建物周辺の環境や侵入経路を確認し、春の出産・子育て期を迎える前に予防対策を進めることが大切です。
子育てが始まった後では、天井裏など手の届きにくい場所に幼獣がいる可能性もあり、状況確認や対策が難しくなる場合があります。建物内に動物が残っている可能性があるときは、確認せずに隙間を塞がないよう注意が必要です。
テンなどの野生鳥獣の捕獲には法令上の規制があり、種類や状況に応じた確認が必要です。(広島県「鳥獣の捕獲許可について」)
広島市安佐北区でテン・イタチの侵入が気になったら
今回の現場では、侵入口付近のカメラによって、テンが樹木を利用して移動する様子を確認できました。
屋根裏の足音や糞尿などの被害がある場合、建物内部の調査だけでなく、庭木や物置など、住宅の外側にある侵入経路も見直すことが大切です。
庭木の剪定や足掛かりになる物の整理に加え、屋根・軒先・外壁などを調査し、必要な侵入防止対策を検討しましょう。
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